賃金テーブル

「賃金テーブル（給与テーブル）」とは、従業員の賃金や給与を決める基準となる表のことです。勤続年数、スキル、成果、等級、役職、職務などの各項目を設定して振り分け、振り分けられたテーブル部分を基準に賃金・給与を決定するようにします。

年功序列を重んじる企業なら、勤続年数や役職にともなう賃金上昇幅が大きな賃金テーブルになります。一方で実力主義の企業なら、スキルや成果、職務などの要素が重視される賃金テーブルになるでしょう。賃金テーブルは、企業の方向性や従業員の求めるものを色濃く反映する仕組みだと言えます。

賃金テーブルには、評価基準の明確化や予算の立てやすさなどのメリットがあります。一方で、賃金の固定化による従業員のモチベーション低下や業績連動による賃金の変更が難しい点がデメリットです。