情意評価
「情意評価」とは、仕事の取組姿勢、仕事への意欲・情熱、チームワークなど、明確な数値では表せない部分を評価することです。
情意評価の 主な評価項目 |
概要 |
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規律性 | 企業や職場のルール・慣習を正しく理解し、遵守できているかを判断する項目 |
積極性 | 指示された内容に加え、課題への取組、新しい企画立案などに対し積極的かつ能動的に行動できているかを判断する項目 |
協調性 | プロジェクトチームや職場の同僚などの同じ企業の仲間と、適切なコミュニケーションや業務の連携が取れているかを判断する項目 |
責任性 | 与えられた役割や業務への責任感を持って、最後までやり遂げられているかを見る項目 |
情意評価のメリットは、仕事の成果を見る業務評価や従業員の能力を見る能力評価では確認できない、従業員の人間性を評価できる点です。
数字やデータでは見えづらい部分を評価できれば、人材の将来的な成長やモチベーションアップにつながります。
また、規律性や協調性を評価することで、組織全体の一体感を高められる効果を期待できます。
一方で情意評価は、基準が曖昧で評価が難しくなるのがデメリットです。
評価内容が評価者の主観に左右されやすく、内容によっては部下から不満が発生するリスクがあります。
情意評価を取り入れる場合でも、事実ベースで根拠のある判断が確実に下せる工夫が必要になります。