内集団バイアス
「内集団バイアス」とは、いわゆる身内びいきのことです。
■内集団バイアスの例
- 経営者が、自分が昔世話した部下がまとめている職場を贔屓する
- 「外営業が好き」という価値観を持つ人が集まり、集団内でお互いに評価を高める
- スポーツの日本代表を応援している人に親近感を抱き、無関心な人に嫌悪感を抱く
ビジネスシーンで内集団バイアスが発生すると、不公平な人事評価、優秀な人材や外集団のモチベーション低下、集団内の問題解決能力やイノベーション力の低下などが発生するリスクがあります。
また内集団バイアス下では、外集団の人間を排斥したり不当な評価をしたりなど、組織間の不和の原因を引き起こす可能性があります。
内集団バイアスを防ぐには、客観的な評価基準の設定、グループから離れた立場での自己分析、人材のそれぞれの多様性を認める文化の構築といった対策が考えられます。