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エンゲージメント・サーベイ

「エンゲージメント・サーベイ」とは、従業員の仕事に対する満足度、モチベーション、愛着心、忠誠心、関与度といったエンゲージメントを、定量的に測定するための調査です。

エンゲージメント・サーベイのメリットは、従業員関係で企業がかかえる課題を、従業員エンゲージメントという形で浮き彫りにできることです。
従業員が「何に満足しているのか」「企業のどこに不満を持っているのか」がはっきりすれば、従業員に対して企業がすべきアプローチが明確になります。

エンゲージメント・サーベイの調査結果を基に改善策を実行すれば、従業員の満足度の向上が見込めます。
モチベーションが高まることによる従業員個人の生産性向上、離職率の低下、コミュニケーションの活発化、イノベーションなどが期待できるでしょう。
従業員1人ひとりの意欲や能力が上昇すれば、企業全体の競争力や業績の向上にもつながります。

エンゲージメント・サーベイを導入する際は、まず従業員へエンゲージメント・サーベイの目的と活用方法を企業全体へ説明します。
匿名性の確保やフィードバックのやり方などを共有することで、従業員も安心して調査へ協力することが可能です。

またエンゲージメント・サーベイの成功には、効果的な質問項目の設定、調査・分析結果を基にした具体的な行動計画の策定と実施が鍵になります。
経営陣や管理職が真剣に取り組まなければ、エンゲージメント・サーベイの効果は薄まってしまいます。

「エンゲージメント・サーベイに協力したが、こちらにとってよいことはなかった」と思われないよう、定期的かつ継続的にPDCAサイクルを回すことが重要です。

この記事の監修・筆者

志水浩 専務執行役員 統括マネージャー
志水浩
組織開発・教育研修コンサルタントして30年以上のキャリアを有し、上場企業から中小企業まで幅広い企業の支援を実施中。また、研修・コンサルティングのリピート率は85%以上を誇り、顧客企業・受講生からの信頼は厚い。管理者に対する、成果性の高い教育支援プログラム「パフォーマンス向上プログラム」の開発責任者。

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