ウェルビーイング
「ウェルビーイング」とは、Well(よい)とBeing(状態)を組み合わせた言葉で、身体的、精神的、社会的、経済的、人間関係的に良好な状態を表します。
健康状態に限らず、幅広い意味で心身ともに満たされているイメージです。
SDGsにおいても、3つ目の「すべての人に健康と福祉を(Good Health and Well-Being)」の文言のなかに含まれています。
ビジネスシーンでウェルビーイングが注目されているのは、従業員エンゲージメントによい影響を与えると言われているからです。
■ウェルビーイングの考え方を企業活動に取り入れるメリット
- 従業員が健康でストレスなく働けるので生産性向上やイノベーション促進が期待できる
- 従業員エンゲージメントが向上し、離職率低下や業務効率化につながる
- 健康経営や人的資本経営の実施と並行して進められる
ウェルビーイングを作る要素として挙げられるのが、ポジティブ感情、没入・没頭、人間関係、意味・意義、達成の5つから構成される「PERMA」です。
ほかにも、精神、身体、知性、人間関係、感情などの全体性を意識した「SPIRE」の考え方も、ウェルビーイングへのアプローチとして提唱されています。
ウェルビーイングを実現するには、従業員の心身状態やストレスの状態を把握しつつ、労働時間や働き方を見直すことが大切です。
従業員が安心して働くことができ、十分な収入を得られる、働きやすい環境を目指しましょう。