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マイクロ・マネジメント

「マイクロ・マネジメント」とは、上司や先輩が部下の業務・行動を細かく管理するなどの過干渉を行ってしまうマネジメントです。
部下に対する不安や自己顕示欲、テレワークによる業務進捗の不透明化、多様な働き方の浸透によるコミュニケーションの使い分けの難しさなどが、原因と考えられています。

■マイクロ・マネジメントの具体例

  • 部下の居場所、業務時間、業務進捗などの情報を常に監視とチェックを行う
  • 業務の遂行方法や手順などについて、部下の意思が必要ないほど詳細な指示を出す
  • 上司自らが常に意思決定を行い、部下へ一切の権限を渡さない
  • メールの文面、話し方、チャットの方法などにまで細かく口を出す
  • 小さなミスや不注意を執拗に指摘し続ける

過剰なマイクロ・マネジメントは、部下のモチベーション低下やストレス増加による、生産性低下や離職率向上などを招きます。
また、部下の自主性や積極性を奪うことにもなりかねません。

マイクロ・マネジメントを防ぐには、部下への適度な権利譲渡、部下との信頼関係構築、進捗確認や報告のルール見直しなどが考えられます。
また、上司となる人間は、部下を尊重する態度や部下を信じる心などを意識し、マイクロ・マネジメントが発生しないようにしましょう。

この記事の監修・筆者

志水浩 専務執行役員 統括マネージャー
志水浩
組織開発・教育研修コンサルタントして30年以上のキャリアを有し、上場企業から中小企業まで幅広い企業の支援を実施中。また、研修・コンサルティングのリピート率は85%以上を誇り、顧客企業・受講生からの信頼は厚い。管理者に対する、成果性の高い教育支援プログラム「パフォーマンス向上プログラム」の開発責任者。

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