RJP
「RJP(Realistic Job Preview)」とは、企業が実施する採用活動において、求職者に対してさまざまな情報を開示することです。
求職者へ事前に具体的な業務内容、職場環境、企業に勤めるメリット・デメリット、働く従業員の人柄などを共有しておくことで、企業と求職者のミスマッチを防げます。
RJPにおける4つの効果は次の通りです。
- ワクチン効果:企業のリアルを伝えることで、入社後の失望感を緩和させる
- スクリーニング効果:ネガティブ情報を理解したうえで、求職者が自分に合う企業を選択できる
- コミットメント効果:ネガティブ情報を開示した企業に対し、求職者が誠実さを感じ、愛着心を高まる
- 役割明確化効果:「企業がどのような人材を求めているか」「入社に自分がやるべきこと」などが伝わり、求職者の意欲を導き出す
RJPを導入する際には、RJP導入のガイドラインが示されています。
- RJPの目的を求職者に説明し、誠実な情報提供をする
- 提供する情報に見合うメディアを使用し、信用に足る情報のみを提供する
- 現役の社員がリアルな情報を提供する
- 組織の実態に合わせて開示するよい情報と悪い情報とのバランスを考慮する
- これら情報開示を採用活動の早期段階で行う