自己効力感
「自己効力感」とは、目標達成や課題解決などを成功させる能力があると、自分自身で認識する感覚や信念のことです。
「自分ならできる」「絶対にうまくいく」といった、いわゆる「自信」を意味します。
スタンフォード大学教授アルバート・バンデューラ博士によって提唱されました。
高い自己効力感は、チャレンジ精神や打たれ強さ、学習能力、モチベーションを育みます。逆に自己効力感が低いと、消極的な行動、課題への極度な不安とストレス、失敗時のモチベーション低下などにつながるリスクがあります。
従業員に自己効力感を高めるには、「成功体験を積ませる」「他者の成功体験を共有する」「スキル・知識を身につけさせる」といった機会を与えるのが効果的です。
職場の雰囲気や教育体制づくりが重要となるでしょう。
似たような言葉として「自己肯定感」があります。
自己肯定感は、ありのままの自分の価値や存在そのものを肯定する気持ちのことです。
自己効力感のように能力や経験を根拠にするのではなく、根拠がなくても自分を肯定するのが特徴です。