社内公募制度
「社内公募制度」とは、特定のポジションや職務などに配置する人材を求める部署が、社内の従業員に対して募集をおこない、応募してきた人材を移動させることです。
会社の指示による人事異動とは異なり、本人の意思・希望によって応募し異動がおこなわれます。
<社内公募制度の特徴>
- 外部採用よりもコストを抑えられる
- 自分が希望する部署へ異動できる従業員のモチベーションやパフォーマンスアップに期待できる
- 社内におけるキャリア開発や人材の流動を促進できる
- マッチング度が高い人材を異動させやすくなり、部署全体の生産性向上につながる
- 実際に異動する際には、異動によって人材が減った部署の人員配置を見直す必要が出てくる
- 異動によってメンバーが減った部署の生産効率や従業員のモチベーション低下が懸念される
社内公募制度をスムーズに進めるには、「応募した従業員についての秘密を厳守し、直属の上司に伝えるなどをおこなわない」「人材異動に納得がいかない部署の拒否権について決めておく」「異動後の各部署、移動したメンバー、残されたメンバーのフォローをする」などの実施が大切です。