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用語集

GLOSSARY

対比誤差

「対比誤差」とは、他者を評価するときに評価者自身や他の被評価者を基準することで、偏った判断を下してしまう評価エラーの一種です。

例えば「自分と比べると実績が足りない」、「論理的に考えてから動くよりすぐに行動できる者のほうが好み」、「〇〇君と比べると業務処理が遅い」といった上司の思考・感性が強く出ると、客観性が失われて主観的な評価となってしまいます。

対比誤差が起こりやすいのは、評価者となる上司自身が優秀である、上司自身のプレイヤー時代と比較する、客観的な人事評価基準が曖昧である、といったケースです。

対比誤差の傾向が強く出ると、評価者の贔屓や理不尽さが横行しやすくなるため、被評価者の部下のモチベーションやエンゲージメントに悪影響を与えるリスクがあります。

この記事の監修・筆者

志水浩 専務執行役員 統括マネージャー
志水浩
組織開発・教育研修コンサルタントして30年以上のキャリアを有し、上場企業から中小企業まで幅広い企業の支援を実施中。また、研修・コンサルティングのリピート率は85%以上を誇り、顧客企業・受講生からの信頼は厚い。管理者に対する、成果性の高い教育支援プログラム「パフォーマンス向上プログラム」の開発責任者。

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