論理誤差
「論理誤差(論理的誤差)」とは、それぞれで独立した評価項目を、評価者独自の論理的思考によって別項目に関連付けてしまい、同一もしくは類似評価してしまう評価エラーの一種です。客観的な事実よりも、自身の考えに基づいた推論や思い込みを優先して評価してしまいます。
例えば「運動経験があるから忍耐力があるだろう」「高学歴だから仕事も真面目にこなしてくれる」といった憶測での判断が、論理誤差に該当します。公平・公正な視点が欠けてしまうため、被評価者となる部下からの反発および評価の低下につながるでしょう。
論理誤差への対策として、評価者の強い思い込みを是正することが挙げられます。正しい評価の仕方の指導、部下の行動・成果の記録、評価基準の明確化など、客観的判断ができる環境づくりが大切です。