絶対評価
「絶対評価」とは、あらかじめ定められている評価基準に則って評価する手法です。
小中高校では、2002年度より導入されています。
例えば100人中A評価の条件を満たす人物が80人いれば、80人全員へA評価を与えます。
集団での評価バランスは考慮せず、1人ひとりのノルマ達成度や能力などを客観的に見るのが絶対評価の特徴です。
一方で、集団の中で他者との比較を行い、あらかじめ定められている評価の枠組みに割り振っていくのが相対評価です。
例えばA~Cランク評価で100人分を行う際、「Aランクは20人」「Bランクは30人」「Cランクは50人」と割合が事前に決まっています。
絶対評価のメリットは、評価の公平性の確保や、従業員のスキルアップや昇進へのモチベーションアップなどにつながりやすい点です。
ただし、高評価に偏りすぎると人件費が増加する、評価者の評価エラーの影響を受けやすいといったデメリットもあります。