心理的安全性
「心理的安全性」とは、企業内の全員が自らの考えや気持ちを安心して発言できる状態のことです。
ハーバード・ビジネススクール教授の、エイミー・C・エドモンドソン氏によって提唱されました。
心理的安全性が確保された職場では、チームメンバーや部下の発言力が高まり、個人のパフォーマンス向上や革新的アイディアの創出などにつながります。
また発言に対する抑圧がなくなることによる、ミス・失敗の報告およびそれらに対する改善案立案の活発化や、ストレス軽減効果も期待できるでしょう。
心理的安全性を高めるには、上司やリーダーが中心となった質問・相談しやすい環境づくり、否定・批判のみを目的とした発言(問題解決につながらない発言)の抑制、1on1ミーティングの実施による信頼関係構築などの方法が挙げられます。
ただし、話しやすさを重視するばかりで「なあなあの結論で落ち着かせる」「緊張感や生産性のない意見交換となる」といった、ぬるま湯の集まりにならないよう注意が必要です。