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用語集

GLOSSARY

自己申告制度

「自己申告制度」とは、従業員自ら、自分の業務内容や遂行状況、将来求めるキャリア、スキルアップの展望、異動・転籍などについて、定期的に申告・報告する制度です。
申告内容は、今後の人材配置や制度設計に活用されます。

自己申告制度を活用できれば、従業員の状況を把握でき、従業員の適正な人事評価やキャリアパス構築が実施できます。
また、従業員の自己評価と人事評価のギャップ埋めや、職場の問題の早期発見にもつながるでしょう。
適切な運用がなされれば、従業員のモチベーション向上やキャリア開発にも期待できます。

自己申告制度を導入するには、まず自己申告制度を導入する目的を従業員に伝え、従業員自身が迷わず正しい申告をするよう促すことが大切です。
また、運用の際には従業員が簡単に申告しやすい環境づくり、定期的なフィードバックの実施、従業員の申告内容の漏洩防止などの運用ルールを明確に設定しましょう。

逆に自己申告制度でヒアリングした内容を従業員の評価や報酬、キャリアへ反映しない形だけの導入になると、従業員のモチベーション低下や離職が発生するデメリットがあります。

この記事の監修・筆者

志水浩 専務執行役員 統括マネージャー
志水浩
組織開発・教育研修コンサルタントして30年以上のキャリアを有し、上場企業から中小企業まで幅広い企業の支援を実施中。また、研修・コンサルティングのリピート率は85%以上を誇り、顧客企業・受講生からの信頼は厚い。管理者に対する、成果性の高い教育支援プログラム「パフォーマンス向上プログラム」の開発責任者。

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