OODAループ
「OODAループ(ウーダループ)」とは、以下4つのサイクルをループさせるフレームワークです。
- Observe(観察):業界や顧客、競合、技術などの状況・変化を観察し情報を収集する
- Orient(状況判断):観察で得たデータを分析し、行動の方向性を考える
- Decide(意思決定):実際に行動に移す内容を具体的に決定する
- Act(行動):意思決定のプロセスで決定した行動を実践し、必要に応じて他の段階へ戻ってループする
もともとはアメリカ空軍のジョン・ボイド大佐が提唱した意思決定方法です。
PDCAサイクルと比較すると自由度が高く、迅速な意思決定や変化に対応への対応力に優れています。
OODAループは「目的や状況が不明瞭な中で、新規事業や新しい商品などを開発する場面」に向いていると言われています。
一方で製造業の生産性向上のために生まれたPDCAサイクルは、「目標や計画を明確にし、既存商品・サービスや市場の効率化を図る場面」で活用するのが効果的です。
OODAループとPDCAサイクルは、それぞれの特徴を理解したうえで状況に応じて使い分けるのがよいでしょう。