親近効果
「親近効果(新近効果)」とは、最後に掲示された情報が、相手の判断や印象に強く影響する心理効果です。
アメリカの心理学者N・H・アンダーソン氏によって提唱されました。
相手が最後まで関心を持って話を聞くタイプであれば、最後に重要情報を掲示したり根拠やメリットを徐々に掲示する話し方をしたりすると、新近効果によって相手へ強い印象を残すことができます。
逆に、すぐに結論を求める相手のときは、情報の最初の部分がもっとも印象に残るという心理効果である「初頭効果」を活用しましょう。
以下では、新近効果と混同しやすい用語について紹介します。
単純接触効果(ザイオンス効果) | 同じヒト・コト・モノなどへ複数回接することで、接触対象に好印象を抱きやすくなる現象 |
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親近性バイアス | 自分と似た部分や体験した出来事がある、距離が近いといった人を優遇する認知性バイアスの一種 |