メンタルヘルス
「メンタルヘルス」とは、人間の「心の健康」のことです。
メンタルヘルス面が芳しくない従業員は、生産性の低下やヒューマンエラーを招く恐れがあります。
また従業員が過度なストレスに晒されたまま業務すると、うつ病や適応障害といった精神疾患、ストレスや精神疾患が原因の退職などにつながりかねません。
厚生労働省「令和4年 労働安全衛生調査(実態調査)」によると、過去のメンタルヘルス不調による連続1ヶ月以上の休業となった労働者がいる企業の割合は13.3%、労働者での割合は0.6%、退職は0.2%となっていました。
ストレスを感じている労働者の割合は82.2%と非常に高くなっており、日本の労働環境におけるメンタルヘルスは大きな課題であると言えるでしょう。
■人事が取り組むべきメンタルヘルス対策
- ストレス管理プログラムや相談窓口を設定する
- フレックスタイム制導入や残業時間削減などの労働環境整備を進める
- パワハラ・セクハラの早期発見と対処を行う
- 従業員のメンタルヘルス不調の原因を調査し、対処すること(人間関係の相性が悪い、仕事量に偏りがあるなど)
「メンタルヘルス不調を予防すること」「不調を早期発見すること」「不調へのサポートを充実させること」が大切です。