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サーバント・リーダーシップ

「サーバント・リーダーシップ」とは、仕えるという意味の「Servant」という名称の通り、まずはメンバーや部下に対して奉仕してから相手の成長や成長に導くというリーダーシップスタイルです。

上位の立場からさまざまな指示や管理を行う支配型のリーダーシップスタイルと異なり、メンバーに対する傾聴、共感、理解、癒やし(フォローなど)を重要視します。
トップダウンで部下を従わせるのではなく、双方向性のコミュニケーションやビジョン共有を軸に、謙虚な姿勢でメンバーを支え導きます。
サーバント・リーダーシップの10の属性

サーバント・リーダーシップの
10の属性
概要
傾聴 メンバーの意見に耳を傾け、メンバーの考え、アイデア、不安などに寄り添う
共感 メンバーが求めていることや気持ちを理解し、受け入れ、共感する
癒やし 健康への気遣い、失敗へのフォロー、弱みの補完などを行い、メンバーを支える
気づき メンバー個人やチーム全体を取り巻くさまざまな環境を観察し、新しい気づきをメンバーへ与える
説得 上司の権限で押し進め服従させるのではなく、メンバーの同意と納得が得られるような結論を出す
概念化 チームと共有したいビジョン、メンバーや自分自身の夢などを伝え、全体の方向性を統一させる
先見力 現在と過去の状況を見極め、これから起こり得るトラブルやリスクを予見して回避するように動く
執事役 リーダー自ら一歩引いた立場でサポートすると同時にメンバーから信頼される役割を目指す
人々の成長への関与 メンバーの成長を見据えた行動を起こし、メンバーの成長の促進や才能の開花を促す
コミュニティづくり メンバー全員が愛情・癒やしの下で安心して働け、成長できるコミュニティを作る

サーバント・リーダーシップのメリットは、チーム内の結束力強化や能動的行動を促せる点です。
部下の自主性を重んじるスタイルであるため、メンバーのモチベーションやエンゲージメントが高まり、挑戦的なアイデアやそのほかイノベーションが生まれやすい特徴もあります。

ただしサーバント・リーダーシップを成立させるには、リーダーとなる者が時間をかけてメンバーと対話する必要があります。
上司が判断するトップダウンよりも、方向性の決定に時間がかかるでしょう。
またメンバーの自主性や能動的に動いても結果を出せる能力・経験がなければ、サーバント・リーダーシップが成立しない可能性があります。

この記事の監修・筆者

志水浩 専務執行役員 統括マネージャー
志水浩
組織開発・教育研修コンサルタントして30年以上のキャリアを有し、上場企業から中小企業まで幅広い企業の支援を実施中。また、研修・コンサルティングのリピート率は85%以上を誇り、顧客企業・受講生からの信頼は厚い。管理者に対する、成果性の高い教育支援プログラム「パフォーマンス向上プログラム」の開発責任者。

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