キャリアパス
「キャリアパス」とは、個人的なキャリアや企業内での目標などを達成するための、辿るべき道筋や成長の過程などを表します。
目指すべき役職や職務、職業、資格取得、スキル習得などのステップを積み重ねたものです。
従業員は企業が掲示したキャリアパスを確認することで、自分のキャリアを描きやすくなります。
キャリアパスの例は次の通りです。
<キャリアパス>
- A部署で5年間の経験を積む
- B部署でリーダーとして結果を出す
- 〇〇資格を取得し、係長や部長への昇進を目指す
<キャリアパスB>
- 10年以上C部署に所属し、C部署のエキスパートになる
- D部署やE部署へ1~2年ほど異動し、C部署に戻る
- 定年退職まで、C部署に部署や関係部署実務のスペシャリストになる
キャリアパスが明確な企業は、人材のミスマッチ防止や人材育成の方向性の明確化につながります。
また目指すべき目標がはっきりしていることで、従業員のモチベーションアップや離職率低下にも期待できるでしょう。
なお、キャリアパスに似ている言葉として「キャリアデザイン」や「キャリアプラン」が挙げられます。
キャリアデザインは1つの企業の限定しない、プライベートを含む人生全体の設計、キャリアプランはプライベートを除いた職業人としての将来的な計画です。