インシデントプロセス法
「インシデントプロセス法」とは、マサチューセッツ工科大学のピコーズ教授夫妻が考案した事例研究法(ケーススタディ)の1つです。
職場におけるインシデント(重要な出来事)を分析し、それらの問題点の洗い出しと解決策の考案を行います。インシデントプロセス法の進め方は次の通りです。
- 日常業務で発生する職場のインシデントを掲示し調べる
- インシデントの背景にある事実をまとめる
- 問題点を洗い出し、絞る
- グループに分かれて解決策と理由を話し合う
- グループごとの解決策を発表する
- 総括を行い、全体にフィードバックをする
インシデントプロセス法のメリットは次の通りです。
- 具体的なインシデントに基づいた評価であるため、従業員の行動改善につながりやすい
- 参加者1人ひとりが当事者の立場で考えられ、主体的、積極的な討論ができる
- 事例の事実について質疑応答がなされるので、発表者の対応について批判的になりにくい