ワークシェアリング
「ワークシェアリング(Work Sharing)」とは、これまで1人や少人数で対応していた業務を、複数人に分けて対応し1人あたりの負担を減らす取り組みです。
ワークシェアリングには、以下4つの種類が存在します。
雇用維持型 | 労働意欲が高い中高年層の雇用を維持するため、中高年齢層の老王時間を短縮する ベテラン人材の技術やノウハウを残せる |
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雇用創出型 | 業務を分担することで新しい雇用を生み出す 新規人材の獲得や地域の雇用創出につながる |
緊急対応型 | コロナ禍のような緊急的な社会情勢の変化に伴って人員調整を行うこと 業務回復後に元の人員に戻せる |
多様就業型 | 子育て、介護、その他の事情でフルタイム勤務や負担の大きい業務が難しい人材の雇用を維持する フレックスタイム、テレワーク、時短勤務などが該当する |
ワークシェアリングによって、企業は従業員の定着率向上に加え、ワークライフバランスの改善、職場環境の改善などのメリットを受けられます。
また、地域単位で見ても失業率の低下に大きく貢献します。
一方で、人材の増加によるコスト増加、勤務時間削減に伴う賃金低下による従業員の不満、引継ぎや教育負担増による業務効率低下などにつながる可能性もあるので、導入には注意が必要です。