EQ
「EQ(Emotional Quotient)」とは、自分や他人の感情を察し、うまく管理・利用する能力を数値で表したものです。
「こころの知能指数」と呼ばれることもあります。言語力、合理的思考といった知能指数を表すIQとは、反対の概念と言えます。
EQが高い人は、ストレスやプレッシャーへの対応力が高く、同僚の感情や意見に寄り添い、共感する力・聞く力があると言われています。
相手の立場・視点に立ちながら物事を考えられるので、職場全体のコミュニケーションの円滑化、チームメンバーのモチベーションアップにつながる立ち回りが可能です。
また、EQが高い人材は「感情に流されすぎない」という特徴があります。
たとえば上司から注意されたときも怒りの感情に振り回されず、建設的かつ前向きに意見を取り入れられる柔軟性を持ちます。
現代のビジネスシーンでは、EQが高いリーダーや管理職の育成が注目され始めました。
EQは後天的にも身につけられます。
EQを高めるには、現状や感情を把握する能力、自分や他者の感情の動き・パターンを理解する能力、相手のことを想像しながら接するための傾聴力・共感力などを身につけるトレーニング・研修の実施が効果的です。