ワールドカフェ
「ワールドカフェ」とは、カフェなどのリラックスした空間で、参加者同士が自由に対話をおこなうワークショップ手法です。
1995年にアメリカで考案され、企業研修、学術研究などのさまざまな分野で活用されています。
ワールドカフェの目的は、問題解消や結論出しではありません。相互理解と創造性を高める目的でおこなわれます。
新しいアイディア出し、チームビルディング、コミュニケーションの強化、情報収集などに向いている手法です。
一般的には4~5人ごとのテーブルに分かれ、あらかじめ決められたテーマに沿って20~30分間自由に対話します。
時間が経過したらテーブルにホスト役を1人残り、ほかの人は別のテーブルに移動します。
ワールドカフェの実施で重要なのは、楽しむこと、相手の価値観や意見をしっかり聞くこと、相手の話を否定せず興味を持ち対話を広げることなどが挙げられます。
なかでも、以下の内容を含めた「力強い問い」を作り、メンバーが真剣に考える行為を促すことが大切です。
- シンプルで誰でも明確に答えられる
- 発想を促しやすい
- テーマに集中して探求することを促す
- これまでの仮説や思い込みに気づかせる
- 理想の状態や新しい可能性を開く
- より深い内省を促す
- 自分ごととして考えられる