リスキリング
「リスキリング」とは、従業員が業務に必要な新しいスキル・知識を獲得するために、再教育や再訓練を企業が主体となって実施することです。
DX(デジタルトランスフォーメーション)やAIなどの技術の急激な深化によりテクノロジー分野への知識・スキルの重要度が増したことで、リスキリングは市場でも重要視され始めました。
とはいえリスキリングはIT分野に限らず、必要なスキル・知識を習得することを意味します。
リスキリングによって従業員の能力を向上させることで、企業の業務効率化、イノベーションの促進、採用コスト削減などの効果が期待できます。
また日本企業全体で考えると、企業の競争力向上や雇用の安定化にもつながります。
リスキリングを導入する際は、「どの従業員に学んでもらうか」「どのようなスキル・知識を習得してもらうか」を決めることが大切です。
現状のスキル・知識の把握、企業や従業員にとって有用な学習内容の設定、業務に支障が出ない学習計画の策定と実施、スキルマップなどによる学びの進捗管理・フィードバックなどを進めましょう。
なお、企業ではなく個人が主導で、教育機関や民間機関で学ぶこと(大学へ入学し直すなど)をリカレント教育と呼びます。